脳梗塞を発症して今日で丁度5カ月を迎えました。
この経験を忘れないためにもこの数カ月間に起こったこと、今起きている事、
これからの考え等を記録してみようと考えました。

　7月18日17:00、職場でPCを使い作業をしていた時、今まで経験した事が無い様な腕の重みを感じました。

何だろうな？と思いつつ作業を続けていましたが、次に足の動きも悪くなってきました。私の職場はクリニックで、普段私は人間ドック等の営業をしております。その時はクリニックが経営する訪問看護ステーションに居たわけです。そこにいる看護師に自分の症状を言うと「脳じゃないですか？すぐ診てもらった方がいいですよ」となり、徒歩5分ほどのクリニック本部に行きMRIに入りました。結果何も映らず、疑いはあるものの、その時は症状も治まっており帰宅。

電車を降りると再び足がフラフラするようになっていました。夜8時ごろ、自宅で食事中にとうとう箸が持てなくなりDr.に聞いたところ「今すぐ救急に行け」となりました。同居している両親と娘に「たぶんそこそこ大きな病気だから、あと宜しくね」と言い、タクシーで都立の総合医療センターのERに。

　私は歩いて病院に入りました。受付で「たぶん脳だからヤバイと思います」と言ったにもかかわらず、そこそこ待たされました。待ち合いの椅子を移ろうと立ち上がった時に足がもつれて転倒。ようやくワラワラと人が寄ってきて車椅子で診察室へ。

「何で救急車で来なかったのですか？」
と看護師に文句を言われましたが、
「そうとうヤバイと受け付けには言いました」
と言うと黙ってしまいました。

この日2度目となるMRIに入り、診察室のベッドに戻ると、医師のデスクのモニターにはすでに私の脳の断層写真が表示されており、医師が準備をしておりました。
「脳梗塞です。」（でしょうな）
「これから入院して頂きます」と言われると、付き添いで来てくれていた家内が医師に
「どの位の期間入院でしょうか？」と問うと
「わかりません」

そんなやり取りを聞きながら私はストレッチャーに寝かされ、その病院のSCU(Stroke Care Unit／要するに脳卒中の集中治療室ですな）に入れられました。自分がそんなところにいることに全く現実感がありませんでした。自分はどうなっちゃうのだろう？
「休んでくださいね」
と看護師に言われましたが一晩中明るく、人がワラワラ居る治療室です。さらに近い未来すら何も考えられなくなった私がどうやって休むのかと思っおりました。

なかなか寝付けずにその日を終えました。